インフルエンザと抜け毛、看護にリレンザ使用

 インフルエンザに感染すると高熱が出て、たいていは1週間近く寝込むことになります。頭痛や筋肉痛もひどく、動くのも困難になりますから寝たきりになり、抜け毛も増え、看護する人にも負担をかけます。できれば早期に回復したいものです。
 インフルエンザに感染してから48時間以内にリレンザを使用すると、ウィルスの増殖をそれ以降は阻止できますから、ウィルスを全身に拡散させずに済み、症状の悪化を防ぐことができます。放っておけば、ウィルスは感染から48時間後には全身に拡散します。全身に拡散した膨大な数のウィルスを死滅させるのですから、免疫細胞に多大な負担がかかります。全身を巡ってウィルスを退治して回らなければなりません。そのためには免疫細胞を最大限、活性化させておく必要があります。体温が一度上がるだけでも免疫細胞は相当活性化します。40度にもなればなおさらです。体温が上がるのはこのためで、ウィルスが死滅するまでは、むしろ高熱であることが必要となります。しかし、ウィルスの増殖を阻止し、少数のまま狭い場所に封じ込めることができたら、免疫細胞は楽にウィルスを全滅させることができます。高熱であり続ける必要もなくなり、熱はすぐ下がります。解熱までの時間は、タミフルよりもリレンザを使ったときのほうが早まります。インフルエンザのA型でもそうですが、B型の時は特にそれが顕著で、17時間も短縮することができます。これは、タミフルが飲み薬であり、リレンザが吸入薬であることからくるものでしょう。どちらも、インフルエンザウィルスの増殖を阻止する薬ですが、吸入という方法だと、直接ピンポイントで患部に入り込めます。インフルエンザウィルスは主にのどの粘膜に侵入して増殖を始めますから、そこに粉末状のリレンザを入り込ませ、増殖をストップさせるわけです。飲み薬だと、消化器系を通ってから患部に届けられますので、その分時間がかかります。即効性という点で、吸入型のほうがすぐれているため、治癒までの期間にも差がでるのでしょう。
 リレンザは、予防薬として使ったときに、最大限の効果が発揮できるとも言える薬です。同居している家族がインフルエンザに感染した65歳以上の高齢者や呼吸器系に疾患のある患者などは、希望すれば予防薬として使用できます。ウィルスが侵入しても、増殖できないため、ウィルスはそのままの状態でそこにとどまり続け、そのうち免疫細胞に見つかって死滅させられます。こうして感染が防げるわけです。
 

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